- 2014.12.17 Wednesday 11:39
ベアレン醸造所の嶌田(しまだ)です。
木曜日はベアレンの「場づくり」のお話し。ベアレンの地元重視戦略についてお話ししています。
前回はこちら
岩手の誇れるビールになろう。というビジョンを作成し、それに向かって一人一人のお客さまとの関係を大切にしている、というお話をしました。
具体的には、イベントやビール会など様々な場を作っているというお話は以前にしましたが、その「場」においてともに時間を共有すること、これが大事だと思っています。
ベアレンでは月に5回のビール会、これだけで年に60回。のべで2000人のお客さまが参加いただきます。工場のビール祭りでは春と秋、2000人以上の方々いらっしゃいます。4月から11月まで開催のよ市は35回開催され、今年は3万杯以上のビールを飲んでいただきました。
その他にも県内各地、野田村、普代村、山田町、紫波町、葛巻町などでイベントを開催してきました。各地で開催されるイベントにも多く出向いています。そんな時に触れあう一人一人のお客さまとの会話を大切にしています。
スタッフにはイベント開催、参加にあたってはこういった目的があることを念頭に置くように常に言っています。「儲かりそうかどうかでは、考えない。ベアレンの目的に会うイベントかどうか、で考えるように。」参加依頼のあるイベントについても上記のように言っています。
私たちにはそんな出会いの場が大切なのだと思っています。遠回りだと思います。けれど、それがいつか、岩手の誇れるビールにつながると信じて、今日も頑張っていきます。
このコーナーの年内の更新は終了いたします。
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*WEBマガジン*
<ベアレンのインナーチャイルド・マーケティング>
<インナーチャイルド・マーケティング>は、毎日更新のウェブマガジン。
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☆月曜更新の記事: 遊びにもきちんとルールを設ける
☆火曜更新の記事: 『この指とまれ』で仲間を増やす
☆水曜更新の記事: 『いいでしょこれ!』と自慢する
☆木曜更新の記事: 『場』をつくる。まずやってみる
☆金曜更新の記事: 前と同じことは繰り返さないこと
岩手の地ビール「ベアレン醸造所」は、“うまいビールで食卓をハッピーに!”
を合言葉に、岩手県盛岡市で本格ドイツスタイルビールを造っています。
http://iwatebeer-de-happy.com/
- 2014.12.11 Thursday 13:13
ベアレン醸造所の嶌田(しまだ)です。
木曜日はベアレンの「場づくり」のお話し。ベアレンの地元重視戦略についてお話ししています。
前回はこちら
ベアレンの地元重視戦略は、2011年、ブランドビジョン2015の中で「岩手の誇れるビールになろう。」というビジョンを決めたことで明確になりました。これは以前にもご紹介しましたが、2011年中期計画策定の中で売り上げ目標、設備投資計画のようなハード面の目標だけでなく、スタッフのありようなど内面についても目標をたてようと作ったものです。全部で5つある中の一つが「岩手の誇れるビールになろう。」です。
こう、社内外に明確にすることによってさまざまな方針、行動、企画の方向性も明確になってきました。
私たちはこの言葉の実現を、賞を取る、とか全国ネットのマスコミに取り上げられる、と言ったような外からの評価でなしえるととらえていません。
「お客さまと距離の近い存在を心がける」
「場を多く持ち、積極的に参加する」
「自分自身に誇りを持つ」
と言ったように、目の前のお客さまの評価、そして自分自身の評価を大切にしていきたいと考えています。
これは大変なことです。金賞受賞、とか人気番組○○で取り上げられました、と言った方が伝わりやすいですし、早いです。(賞を取ったり、マスコミで取り上げられたりする方が簡単、という意味ではありません。)
けれど、私たちは一人一人のお客さまと向き合い、一人一人の評価をいただくことに一生懸命取り組んでいきたいと思っています。それが「岩手の誇れるビールになる。」ことにつながると考えているのです。
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- 2014.12.04 Thursday 09:40
ベアレン醸造所の嶌田(しまだ)です。
木曜日はベアレンの「場づくり」のお話し。ベアレンの地元重視戦略についてお話ししています。
前回はこちら
(今日は写真なしです・・・)
前回、ヨーロッパの伝統的なビールをめざし、地域に根差したビール文化の醸成を目指していきたいと書きました。それがベアレンの地元重視戦略のベースになっていることは間違いありません。長く地元で飲まれ、誇りに思ってもらえるビールになりたい。
一方、よく考えてみるとそこには私の性格も影響しているように思います。
それは、せっかく安定の道を捨てて起業というチャレンジの道を選んだのだから、他とは違う自分の考えで成功してみたい、というものです。
クラフトビールの業界でも成功している企業はたくさんあります。私たちなど足元にも及ばない会社も沢山あります。その成功事例をなぞって共に成長していく方法もあるでしょう。いや、その方が確実かもしれません。けれど、私は違う方法でチャレンジしてみたいのです。
私は他を批判して、自身を肯定することはしない、と自分に常に戒めています。クラフトビールの業界でも他社の戦略を批判する気持ちは全くありません。逆にすごいなあ、と思うことばかりです。でも、クラフトビールのイベントに全く参加しないベアレンを多くの人はへそ曲がりなんだろうなあと思っているかもしれません。
何でもそうだと思いますが、成功への道は一つではないと思うのです。それぞれがいろんなやり方でチャレンジして、いろんな形の成功を目指せば、もっと世界は面白いものになるんじゃないかと思っているのです。
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- 2014.11.27 Thursday 11:19
ベアレン醸造所の嶌田(しまだ)です。
木曜日はベアレンの「場づくり」のお話し。ベアレンの地元重視戦略についてお話ししています。
前回はこちら
ベアレンの創業時、創業メンバーはビールを造って売る、それしか考えていませんでした。お恥ずかしい話、経営理念も就業規則もありませんでした。いかにうまいビールを造って、いかに多くの人にそれを届けるか、そればかり考えて昼夜を忘れてがむしゃらに突っ走っていました。
でも、そんな中でも創業メンバーで決めていたことがあります。それは、「ヨーロッパの伝統的なビールを尊重する」というものです。ベアレンのビールはどういうビールであるべきか、ということはしっかり最初に決めていたのです。
ちなみに、前回お話ししたアメリカ発のクラフトビールは、ホップを多用しホップのキャラクターを前面に出したスタイルで、伝統的なスタイルに比べると新たなスタイルと呼べるものです。
なぜ、ベアレンはヨーロッパの伝統的なビールを尊重しようと思ったのか、それはそういったビールに私たちがインスパイアされてきたというのもありますが、そういった存在になりたいという思いがあったからです。
ビールはビール工場の煙突の見えるところで飲め
〔世界最古の醸造所ヴァイエンシュテファンの煙突〕
とはドイツに伝わる言葉です。つまり、ビールはできたところで飲むのが一番、という訳です。
ビールは本来、ワインやウイスキーに比べると長期輸送や長期保存に向く飲料ではなく、作られた場所で脈々と飲まれ続けてきた背景があります。そうしてその現場での文化を醸成してきたのです。私たちはその存在に大きな憧れを持って、この会社を設立しました。
私たちもあんなビール会社になりたい。それがベアレンの第一歩だったのです。
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- 2014.11.20 Thursday 16:13
ベアレン醸造所の嶌田(しまだ)です。
木曜日はベアレンの「場づくり」のお話し。先週正直にネタが思いつかないと書きましたら、予想以上に反響がありまして・・・その中より、ベアレンの地元重視戦略についてお話ししたいと思います。
ビジョンにあるようにベアレンは「岩手の誇れるビールになりたい」と思っています。
こういうビジョンを掲げている地ビール会社は珍しいと思います。
実は今、地ビール(クラフトビール)は静かなブームです。世の中の大きな流れからみるとブームとは呼べないようなささやかなものかもしれませんが、90年代後半の大ブーム以降、ながらく低迷にあえいだ地ビールとしてはようやく見えてきた日の光です。
これはアメリカの動きと無関係ではありません。アメリカはバドワイザー、ミラー、クワーズと言った大手ビール会社の寡占市場という点では日本と似ています。しかし、昨今のアメリカのクラフトビール市場は急成長を遂げ、最新のデータではビール市場の8%近くに達し、ブルワリーの数は2000を超えています。
日本はアメリカの10年後を行っていると言われたのはもう、昔の話でしょうか。もうその影響は日本のクラフトビールの市場に届いています。税制なども違いますので全く同じ道を歩むとは言えませんが、アメリカ発の世界的な動きに日本だけ無関係ということはないでしょう。
大都市圏を中心にクラフトビールを扱う飲食店は増え、クラフトビール系のイベントはどこも大盛況です。
でも、
ベアレンは地元密着、岩手の誇れるビールを目指して、人口密度46位の岩手の市町村廻ってイベントをやっています。
なぜか。続きは次週に。
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